赤ちゃん(特に新生児)は一日のほとんどを寝て過ごします。初めて赤ちゃんを迎える方は、どう赤ちゃんの寝る場所を確保するか、悩む人もいると思います。ベビーベッドを購入するかどうかを迷っている人もいると思います。また賃貸ではベビーベッドのスペースがない!と嘆くことも…
しかし、結論としては、ベビーベッドなしでも全然過ごすことができます!
今回はベビーベッドがない場合の、赤ちゃんの過ごす場所や安全面などについて紹介していきます。
ベビーベッドなしでも寝れる場所
ベビー布団
寝る場所としても、お世話する場所としても使うことができます。昼も夜も寝ている時間が多いため、同じ場所で過ごしてもよいです。
ただし、敷き布団はしっかりと硬さのあるものを選びましょう。
やわらかい敷き布団では、窒息の危険性も高くなります。掛け布団も窒息の原因となるため、赤ちゃんがはねのけられる重さや大きさのものを選びましょう。
メリットは、添い寝や添い乳をするのにちょうどよい、持ち運びがしやすい、片付けやすい、親が布団で寝ている場合はすぐにお世話がしやすい、などです。
ハイローチェアやクーファン
簡易ベッドや赤ちゃん用の椅子、離乳食で使用するなど、色んな用途があるハイローチェア。高さ調節やリクライニング機能、スイング機能もあり、必要なときには動かすこともできます。
ただし、長時間寝かせることは赤ちゃんの身体に負担をかけるため避けるよう推奨されています。
メリットは、対象年齢が広く長く使える、幅広く使用できる、寝かしつけに便利、移動するのに便利、などです。
クーファンのメリットは、親の目が届く範囲に簡単に移動ができ、簡易ベッドとしても、外出先でも使用することができます。
ただし、使用期間が短いことや、持ち運びの際は注意が必要です。
大人と一緒の布団
大人と一緒にする場合は、窒息予防のため柔らかすぎないマットレスや布団を使用すること、掛ふとんは別で使用すること(赤ちゃんはスリーパーなどを使用する)など、注意が必要です。
潰してしまいそうで心配であれば、ベッドインベッドを使用しましょう。
メリットは夜間はすぐに授乳やおむつ交換などお世話がしやすい、お互いの顔を確認しやすい、などがあります。
ベビーベッドなしにする場合の注意点
ベビーベッドを使用しない場合は、安全な環境を作る必要があります。赤ちゃんが安全に過ごせるよう、環境を整えましょう!
安全面の確保
赤ちゃんになにかあったときに、すぐに対応できるように、目の届く範囲にいるようにしましょう!
上のお子さんやペットが居る場合、接触することにより怪我をしてしまう可能性があります。
また、窒息・誤飲事故を防ぐために、赤ちゃんが寝ている場所の周りからは、次のものを置かないようにしましょう。
・タオルや掛ふとんなど、鼻や口を覆う恐れのあるもの
・紐など、首を絞めてしまうようなもの
・小さいおもちゃやタバコ、ペットボトルのキャップなど、飲み込んでしまいそうなもの
衛生面の管理
床の近くは、目に見えないホコリがたまります。そのため、こまめに掃除をしたり、空気清浄機をおいたりして、部屋を清潔に保ちましょう。
また赤ちゃんは汗をよくかくので、布団が湿ってカビが生えることもあります。できるだけ頻繁に洗い、布団はこまめに干して、清潔を保ちましょう。
ベビーベッドを選ぶときには、通気性の良いものにしましょう。
冬季の寒さ対策
冬季は冷気が下にいくため、床で寝ている赤ちゃんも寒いです。
赤ちゃんは自分で寒さ対策ができないため、身体が冷えていないか、身体の中心部(お腹など)を触って冷たくないか確認しましょう。
掛け布団などは寝相で剥がれてしまうため、スリーパーやベストなどを着せて寒さ対策をしましょう。
ちなみに私はベビー布団を使用したので、冬は服にベストを着せていました。
エアコンの暖房を使っていましたが、乾燥するので、タオルを濡らして干しながら保湿をしていました。
うつぶせ寝に注意!
一般的には赤ちゃんが起きているときには、うつぶせ遊びをして、発達を促すよう勧めています。もちろんこの時は、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
しかし、赤ちゃんが寝ているときにうつぶせ寝をすると、乳児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まります。また、顔や首が敷布団や枕、掛け布団、クッションなどに埋まって窒息する可能性があります。
特に寝返りができない赤ちゃんは、呼吸ができず苦しさを感じても、自分では何もできないため、寝返りをしていたら、仰向けに直してあげましょう。
ベビーベッドなしでも生活は可能!
ベビーベッドがなくても、安全面や衛生面などに注意していれば、赤ちゃんを迎えることはできます。私は賃貸で生活スペースが狭く、ベビーベッドを使うことは難しかったので、使いませんでしたが、それぞれの家庭の生活スタイルによって状況は変わります。
ベビーベッドを使ってみたい、でも買うのはちょっと…、使ってみないとわからないけど、試してみたい…という方には、最近ではレンタルという手もあります。
私と同じように、「生活スペースが狭いけどどうしよう…」と思っている方は、ぜひ安全面に注意しながら、試してみてください。
赤ちゃんにとっての危険を考えながら、自分の生活スタイルに合った方法を探してみてください。
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